おままごとに思ふこと

忘れたくない レシピ の備忘録

甘酒の作り方

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甘酒の歴史は「日本書紀」に天甜酒(あまのたむけざけ)として書かれいるのが最初だとか。

江戸時代には一夜酒(ひとよざけ)と呼ばれ夏ばてを防ぐ飲み物として重宝に用いられ、俳句においては夏の季語になっています。

日本全国で作られているので、作り方もたくさんあるのですが、材料と分量の割合によって、おおまかに3種類の作り方に分けられます。


 かた作り(麹とご飯の量が1:1)
 うす作り(麹とご飯と水の量が1:1:3)
 はや作り(麹と水の量が1:1です)

どの分量と方法でも、60℃前後(70℃以上にはしない、酵素が反応しなくなります)のところに5時間~12時間置いて酵素の活動を促し、麹が米から甘みと栄養を引き出すのを待つというものです。

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簡単なのは、保温機能のあるポットかスープジャーか保温用クーラーボックス(100均で売ってます)などで60℃の温度を長く保てるものを使って、混ぜた甘酒を保温しながら放置しておく方法です。


炊飯器で作る方法も知られていますが、甘酒を作っている間はご飯が炊けないので、シャトルシェフのような保温機の方が便利かと思います。

「甘酒を60℃前後の環境に放置しておいて、試食してみて甘さが足りなければ、もう少し放置しておくと甘さがましているので、好きな甘さで冷蔵庫へ移動する」という大雑把な方法ですから、時間はかかりますが簡単ですよ。

シャトルシェフで作る薄造りの甘酒レシピ
道具
100℃まで測れる温度計
ボール
ゴムベラ
容器
保温器具

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材料
炊いたご飯(5分粥くらいに柔らかく炊いたものでもok)100g
乾燥米麹 100g
お湯(65℃)300g
作り方
1. ボールの中で米麹を細かくする
2. 1に冷めた(60℃以下)ご飯を入れ、麹と混ぜる
3. お湯の温度を温度計できちんと測り65℃くらいにする
4. 3とお湯を混ぜ温度を60℃くらいにする(温度が低ければ湯煎で温める。70℃で酵素が働かなくなるので、お湯の温度を高くし過ぎないように注意)。
5. 60℃に温まったら容器に入れ、5時間くらい保温する。
6. 5時間後に味をみて、甘みが薄ければ、時間を延長する。
7. 好みの甘さになったら、冷蔵庫にいれ保存して、2,3日以内に使いきる。
保温は保温鍋のサーモスやヨーグルトメーカーなら保温している間に温度が下がらないので、12時間も放置すればすっかり甘くて美味しい甘酒が出来上がっています。

 


魔法瓶や発泡スチロールで保温する場合は温度が徐々に下がってしまうので、時間を延長して甘さを出しますが、面倒でなければ、5時間おきくらいに65℃の湯煎につけて甘酒の温度を上げると12時間くらいで甘くなります。

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